いまさら聞けない受験の基礎知識

 「いまさら聞けない受験の基礎知識」は、有名予備校の講師や首都圏の超進学校の生徒には当たり前の受験についての基礎知識を、多くの高校生や親御さんに共有していただく為のブログです。

今日最後、「人の手柄を自分の手柄にする人の心理」です。これなんか、なぜ〜なのか?シリーズとも違って、ちょっと渾身の一品ですね。
CheNaoto 2013-08-26 02:08:47

これ、ちょっと眠いから、一眠りして朝書こうかしら。
CheNaoto 2013-08-26 02:26:41

いいや、やっぱし今書こう。
CheNaoto 2013-08-26 03:03:23

小学生、中学生ではあまりなかったけれど、高校生、大学生になってからよく有るのが、テストの直前にノートを貸せと言われること。これって、なんのお礼もないのに、貸してほしい、レポートを書いてほしいという人があまりに多い。これにはかなり驚かされる。
CheNaoto 2013-08-26 03:08:59

どうして対価もなく物事を頼まれなければいけないのか? まったくもってよくわからないことだけども、仕事をはじめてからも同じような事は多かった。私はそういうのが嫌いで、例えば学校の先生から家に掛ける公衆電話代を借りた時にも、金利を付けて返した。
CheNaoto 2013-08-26 03:13:04

そしたら、学校の先生にこっぴどく怒られた。いわく、私は高利貸しではないと。いまもって先生がどうして怒ったのかはよくわからない。きっと腹立たしかったのだろう。しかし、私にとってはそれが当たり前だった。なぜお金を借りて金利を付けないバカがいるのか? なぜ、ノートを借りてお礼をしない?
CheNaoto 2013-08-26 03:14:10

似たような事が、現実の社会でも横行しているのだろう。たとえば、部下の仕事の成果を自分の成果として紹介し、責任は部下にすべてなすり付ける上司があまりに多い。これは本当に困った物だとおもう。
CheNaoto 2013-08-26 03:16:51

教育業界でもよくある。たとえば、教え子と塾講師の関係だけれども、これなんかそうだ。プロフィールには商売上いろいろ書くけれども、実際のところ、落ちたら講師の責任、受かったら教え子様の実力というのはけだし名言だと思う。そう感じたことも一度や二度ではないからだ。
CheNaoto 2013-08-26 03:17:46

自分の力(だけではないが、主に自分の力)で成果を出す事は、いわば金鉱を掘り当てる事と似ている。ホットエントリーなんかもそうだが、人のニーズを掘り起こす・掬い取ることができるかどうかは、本当に微妙な違いによって分かれるし、これはもう金鉱を掘り当てるに等しい。
CheNaoto 2013-08-26 03:20:04

もっといえば、普通に法人営業をするときもそう。担当者が涙を流して喜ぶような商品ができるかどうかというのは、もうほとんど金鉱を掘り当てるようなものだ。営業マンが優れていればクズみたいな商品でもそこそこ売れる事はあるけれども、そういうのは良くない。
CheNaoto 2013-08-26 03:20:51

システマティックに物事を進めようとするならば、一つ不適切な表現かもしれないけれど、邪悪な人間ばかりが動かしても、ちゃんとした結果が出るように仕組みを作らないと行けない。一生懸命営業すれば売れますよというのは良い商品ではない。ダメ営業マンが売っても売れるのが良い商品だ。
CheNaoto 2013-08-26 03:21:43

そういう意味でいえば、やはりダメ営業マンでも売れるような画期的な商品を作り、客数=アクションAの対象人数×成約率+アクションBの対象人数×成約率+アクションCの対象人数×成約率+その他といった形の方程式が出来るまで落とし込む、そういう成果を出せる人というのはやはりすごい。
CheNaoto 2013-08-26 03:27:19

そして、出来る人というのは、そういう方程式を仮説としてしっかり作るだけでなく、アクションAの対象人数を一気に増やしたりしながら、その方程式を実戦に対応できるレベルまで高めていくのです。できる人というのは、ここまでする。
CheNaoto 2013-08-26 03:28:35

にもかかわらず、できる人がここまでがんばって考え抜いて、やり切ったその成果をさも自分が主導してやったかのように見せる上司がどれほど多い事か。それがいかに部下をしらけさせていることか。これは学校でもよく見られる光景ですが、本当にうんざりするものです。
CheNaoto 2013-08-26 03:29:33

大学のレポートにしてもそう、人に書かせたものをさも自分が書いたかのように発表する人がいかに多いか。でも、大学にせよ職場にせよ、パクリばかりしている人というのは、さらに上の上司や教授が賢い人間なら、簡単に見抜く事ができます。彼らはどうやってパクリを見抜くのでしょうか?
CheNaoto 2013-08-26 03:30:43

パクリを見抜く方法は簡単です。パクリというのは、実務能力さえあればできます。たとえばネット家庭教師なら、講師を集め、生徒を集めることができれば、とりあえずオープンはできます。しかし、パクリをする人に徹底的に弱い部分があります。
CheNaoto 2013-08-26 03:35:43

それは、変化に対応する能力です。自分で考える事です。応用力です。パクリをする人というのは、自分の頭で考えていないから、何か問題に出くわした時に、自分で考えて、問題を解決するという能力が極めて弱い。ですから、結局は潰れます。
CheNaoto 2013-08-26 03:37:49

ですから、上司がたとえば、人の手柄を自分の手柄にする人だったとしても気にする必要はないのです。不適切な表現かもしれませんが、分かる人も分からない人もいますが、分かる人には分かるものです。そういう上司の恥ずかしさが。
CheNaoto 2013-08-26 03:38:54

仮にそういう人が生き残るような組織なら早晩組織ごと消えてなくなるでしょうし、いやその上司が未だ意気盛んなのであれば、もしかしたら、プロジェクトに対しての上司の貢献を、あなたが軽く見ているだけかもしれません。
CheNaoto 2013-08-26 03:40:31

いずれにせよ、人の手柄を自分の手柄にする人というのはいずれは潰れます。そう思えば、あまりそういう事は気にせずに、前を向いて仕事なり勉強が出来ると思います。物事は、多面的に、根本的に、長期的に見るべきです。目の前の些事に心を奪われては行けません。凡事徹底でがんばりましょう。

今日も、ばんばんやっていきましょう!「勉強が遅れている方が志望校に入学しやすいこれだけの理由!」これですね。相変わらず、エキセントリックな題名ですが、今日から35個ぐらいは、方針としては真面目に、そして、激情を煽る事もなく、内容で勝負でがんばります。
CheNaoto 2013-08-29 10:07:10

勉強が遅れている方が志望校に入学しやすいこれだけの理由!というのは、かなりおかしな事に聞こえるかもしれまぜんが、一つ大きな理由としては記憶効率があります。たとえば、受験で使う知識について、三年間掛けて覚えた人と、半年で覚えた人なら、後者の方が一つだけ有利なことがあります。
CheNaoto 2013-08-29 10:08:04

それは、記憶の新鮮さです。短期記憶を長期記憶(何も考えなくても、必要な知識ぱっと出て来る)に変えていない限りは、やはり勉強は最近やった方が、記憶も鮮明で、思い出しやすい。その点だけでいえば、受験勉強は短く太くやるのに限ります。
CheNaoto 2013-08-29 10:09:28

問題は、受験勉強はやはり積み重ねで、一つ一つ理解をしていくというのが大切だという部分がありますが、そういう積み重ねの部分を一気に済ませてしまうような方法論さえあるのなら、受験勉強はやはり短期でやったほうが効率的かつ効果的だと考えています。東大は無理でも難関私大ぐらいなら。
CheNaoto 2013-08-29 10:10:20

一般的に、早い時期からコツコツ勉強したほうが有利だという考え方があります。これはもちろん、一面の真理でもあるのですが、ことコミュニケーション能力のなさを成績で補おうとする、なにか自分の足らない部分、コンプレックスを成績で補おうとするような教え子様の場合、ちょっと大変です。
CheNaoto 2013-08-29 10:12:27

知的好奇心でもって勉強にはまっているような教え子様の場合ぜんぜん問題はないのですが、こと、何かのコンプレックスを勉強で埋めようとしている生徒の場合には、勉強が少しできるようになるとどうしても慢心してしまう。そこが怖いのです。
CheNaoto 2013-08-29 10:17:10

慢心というのは、やはりすべての敵だと思います。これで合格すると思ったら、もう落ちてしまう。その難しさがあります。満足した瞬間終わる、上には上がいるという意識、コンプレックスではなく知的好奇心など+の感情を軸としたモチベーション管理の重要性は、いくら話しても話足りないです。
CheNaoto 2013-08-29 10:18:24

長期的な目標は、ものすごく高いところに置く必要があります。ありえないと思えるような過去の偉人の成果は、すべて大志は実現すると考えた人間のものです。理想を理想とも思わない、夢を頭の中で一度、現実の中でもう一度叶える人なら、大きな夢だって実現できる。
CheNaoto 2013-08-29 10:21:05

やる気を無くさないために、短期的な目標は現実的に設定する必要があります。そして、現実的な目標というのは、月単位で立案しないことです。目標設定のスパンを、月ではなく週、週ではなく日、日ではなく時間単位にしている人間が、人よりも大きな夢を叶えることができるのです。
CheNaoto 2013-08-29 10:21:58

大きな夢を抱く事、なにがなんでも結果を出す事、最短で結果を出す事、の三つに加えて、もう一つ大切なのは、小さく試して、大きく育てるという考え方です。これはおそらく、一番大切なことだと思いますので、時間を掛けて説明します。
CheNaoto 2013-08-29 10:23:01

勉強が遅れている方が志望校に入学しやすい、という話の大前提になるのは、逆転合格をする人が、普通に勉強している人の何倍も効率のいい勉強をしているということです。この効率のいい勉強のやり方というのは、人によって違います。
CheNaoto 2013-08-29 10:24:41

たとえば、人によっては英単語を一つ一つ覚える事に喜びを感じる人もいます。あと、スパルタでばしばしというのが好きな人もいます。一方で私はそういう勉強法は大の苦手で、肌に合いません。こういうふうに人によって好きな勉強法はちがいます。どうやって最適な勉強法を見つけるのか?
CheNaoto 2013-08-29 10:26:08

まず、一つとしては、やはり小さくはじめて、大きく育てるというスタンスです。商売でも、数千円単位で小さな施策を試してみて、うまくいったものに大胆に展開するという考え方があります。それと同じで、英単語の覚え方でも一つ一つ試してみて、効果測定をし、うまくいったものをやり抜くということ。
CheNaoto 2013-08-29 10:31:11

ありとあらゆるやり方をためし、うまくいったもので、これぐらい勉強すればこれぐらい成績があがるという方程式をつくり、一気に駆け抜ける。こういうことができれば、周りからしたらびっくりの逆転合格かもしれませんが、本人からしたら計画通りの逆転合格を果たすことができます。
CheNaoto 2013-08-29 10:32:38

がんばらないといけません。徹底的にやらないといけません。でも今の時期なら、まだ逆転合格の可能性は有ると思います。よろしくおねがいいたします。

次は、"「さぁ、競争だ」というキャッチフレーズは教育上逆効果! ~競争せずに一位を取る方法!~"です。競争が人々の成果を高め、より良い社会をつくるという考え方が一般的ですが、本当にそうなのでしょうか? そのあたりの話をしてみようと思います。
CheNaoto 2013-08-29 10:39:37

ライバルという言葉があります。日本風に言えば、好敵手でしょうか。私はいままでもこの言葉が好きではなかったし、今後好きになる事もないと思います。
CheNaoto 2013-08-29 10:42:21

こんな話をすると不思議に思われるかもしれませんが、私はいままでの人生の中で、ライバルがいてやる気が出たとか、人と競争して負けん気でがんばったということが一度もなのです。競争は嫌いだし、なるべく競争せずに生きて行きたいと思っています。
CheNaoto 2013-08-29 10:43:28

もちろん一番にはなりたい。この気持ちも人よりは強い、一番になれば、生活保護を受けている家庭の子供でも、どんな子供にでも弊社のサービスをご理解いただけます。だから、そういう意味では、一番になりたい。一般に世間では、一番になりたいということと、競争が好きなことを=で考えるのが多い。
CheNaoto 2013-08-29 10:45:44

でも、本当に一番になる上で、ライバルを意識して競争をすることが意味があることなのでしょうか? とてもじゃないけどそうは思えません。理由はいくつかありますが、まず第一としては、人と競争する場合には、自分の実力を上げるより、他人を蹴落とした方が楽なので、努力が非生産的になる。
CheNaoto 2013-08-29 10:47:42

第二に、そもそも他人と熾烈に競争しなければいけないような環境が謎です。お客様の切実なニーズ(受験生なら志望校の切実なニーズ)を捉えて、それに答えるように努力していれば、どんぐりの背比べをする必要性はほとんどないです。
CheNaoto 2013-08-29 10:48:37

では、本当に意識しなければいけない相手とは誰なのでしょうか? 私は、それは弱い自分自身だと考えています。人間にはかならず、強い部分と弱い部分があります。どんな人間にもあります。強い部分としては、計画を実行したいという自分がいます。弱い自分とは怠け心のことです。
CheNaoto 2013-08-29 10:51:59

大勝利とか、大躍進という下品にも思える言葉が、昔の私は嫌いでした。けれど、何に勝つのか? 何に対して躍進するのか? その答えが、他人ではなく、弱い自分自身にあるのだということを知ってから、私は大勝利とか大躍進という言葉が好きになりました。今では大好きです。
CheNaoto 2013-08-29 10:52:54

弱い自分に勝つとは、昨日の自分にかつことです。いつだって過去最高記録を出し続ける。そうすれば、かならずなにもしなくても、あなたは一番になれるはずです。最初から大きな分野で一番にならなくてもいい。町の中学校の一番でもいい、だんだん大きなエリアでの一番になればいい。
CheNaoto 2013-08-29 10:53:54

現状維持のことを、安定だとか、安心だということばに言い換える人がいます。しかし、それは違います。周りの人たちは、同じかもっとすごい勢いで成長している。たとえば、成長率10%の国に囲まれた、成長率3%の国は、周囲との相対的パワーバランスでは必ず衰退しているのです。
CheNaoto 2013-08-29 10:55:01

変化せずには生き残れません。ただその変化というのは、ライバルを意識したものではなく、教え子様であったり、あるいは受験生なら志望校であったり、あなたが本当に大切にすべき人の視線と、過去の弱い自分とを意識したものであるべきです。
CheNaoto 2013-08-29 10:56:03

変化せずには生き残れない。だから徹底的に闘うことです。他人とではなく、弱い自分とです。その先に幸せな未来が待っている事を照明するために、今日も私は働きます。

言いにくいことを言うというのは、非常に難しい部分がある。間違った選択と集中をしたときに、その軌道修正をして、どうやって正しい方向に導いて行くか。なにがなんでも結果を出さないといけない。生きているとそういうことが連続する。
CheNaoto 2013-08-29 13:02:17

そういえば、すごい俗っぽくって当たり前の話だけれども、教え子さんが塾からいなくなって大学に入る時にかならずする話がある。それは、アンパンマンの話だ。どうして、アンパンマンの話をするのか。今日はその話を書いてみたいと思う。
CheNaoto 2013-08-29 13:04:33

アンパンマンというアニメをご存知だろうか? 私はいつだって大好きだった。アンパンマンがいて、パン屋のおじさんがいて、バタ子さんがいて、悪役のバイキンまんがいて、どきんちゃんがいる。たしかこんな話だ。ところどころうろ覚えだけど、おおよそこういう話でまちがいない。
CheNaoto 2013-08-29 13:05:40

それで、アンパンマンもバイキンまんも闘うんだけど、これからするのは、どうしてアンパンマンが正義で、バイキンまんが悪なのかという話だ。あまりにありふれた話だけれども、多分アンパンマンが勝って、バイキンまんが負けるからというのが一つの答えとしてある。勝てば官軍、負ければ賊軍。
CheNaoto 2013-08-29 13:08:13

浪人生というのも、つまりこの話に似ていると思う。浪人生は、浪人した結果として大学に合格することができればアンパンマンであり、正義であり、すばらしいことだ。逆に浪人しても大学に合格できなければ、バイキンまんであり、悪であり、どうしようもない。
CheNaoto 2013-08-29 13:09:15

毎年、浪人生を大学に送り出す。当たり前の話だけれども、もちろん合格する浪人生もいたら、不合格になる浪人生もいる。彼らはどんな思いを抱えながら大学に行くのだろう。家族はどんな思いでいるのだろう。そんなことをいつも気にかける。家族とのこれからが心配になる。
CheNaoto 2013-08-29 13:11:33

人間は誰だってかならず弱い部分がある。まちがった判断をする。人には言いにくいことがあるし、言いたくないことがある。仕事柄、多くの受験生を見て来て、まず言える事は、親や先生に言いにくいことを言える、言いたくないことを言える、弱い部分を言える、間違った判断を認めることができる。
CheNaoto 2013-08-29 13:13:13

これらを総称して、素直な子とでもいうべきなのだろうか、そういう子はかならず大成する。元々の能力がひどくても、難関大学に合格できる。これは経験則として、まず間違いなくいえることだと思った。どうしてだろうか?
CheNaoto 2013-08-29 13:13:55

現実というのは、時として、目を覆いたくなるほどにひどい。ひどすぎる。ある場所では大絶賛される、サービス・人格・製品がある場所では見向きもされない。自分の素質への理解と、闘う場所への理解、このどちらかがずれていると人間は簡単に暗黒面に落ちてしまう。
CheNaoto 2013-08-29 13:15:16

そういうときに、間違った場所に来てしまった、助けてほしいといえるかどうか。それとも、知らぬ存ぜぬを貫き通して、なんとなくぼんやりとした不安はあるのだけれど、なにも気付いていない様子ですっと通り抜けてしまうか。このどちらを選ぶかで、人生がだいたい決まる。
CheNaoto 2013-08-29 13:16:36

とても残念なことだけど、世の中には行っては行けない場所がたくさんある。善良な人々が信じていたいように、この世界のすべてがいい場所なわけがない。時として、間違った方法論による間違った努力は、なんの結果ももたらさないばかりか、害にすらなる。そういうことを受験勉強は教えてくれない。
CheNaoto 2013-08-29 13:18:03

間違った場所に来てしまったことに気付くのは、だいたい自体がひどく膠着してからだ。あと、もう一つ余計にいうならば、自分の直感を信じないで、他の人の言う事を聞いてしまった時だ。それは素直というのとは違う。たんなる妄信であり、責任転嫁だ。素直さには自分を貫く強さと衝動がある。
CheNaoto 2013-08-29 13:19:34

これはちょっとした自慢になるけれど、自分はいままで直感のまま赴いて失敗したことがほとんどない。お金がないときにああこれは儲かるなと思った事はだいたい儲かったし、成績が悪い時にああこれは成績が上がるなと思ったら、だいたい成績があがった。
CheNaoto 2013-08-29 13:21:41

自分がこの手の直感というか嗅覚に優れているというのが分かったのは、受験指導に関わり始めてからだ。それまでは、心に強く、今必要な物を求めれば、必ずそれが手に入るという無邪気な暴論を信じていたが、多くの人をみてそうではないことがよくわかった。それが大人になるということだった。
CheNaoto 2013-08-29 13:22:45

具体的なことを書くのは先にするけれど、たとえば受験生だったら、そっちにいったら絶対合格しないよという意味をするすると磁石にでもはめられたように通って行く人が多いことには驚かされた。たとえばそれは、たくさんの教材を使う事だったり、予備校の授業を受けすぎることだったり。
CheNaoto 2013-08-29 13:25:15

こういう、ある種の直感というか嗅覚がほとんどゼロの人というのは、どういう性質を持っているんだろうか? あるいは、自分が直感や嗅覚がないばかりに失敗したのはどういう時だったか? 私はときどき考える。
CheNaoto 2013-08-29 13:27:24

一ついえるとしたら、自分の素質・能力の強み・弱みに対する客観的で冷静な理解が抜け落ちている時だ。こういう人はおどろくほど多い。これはこまったことだとおもうのだけれど、本当の話だ。おっちょこちょいな人が医者を目指して利する。悪い話ではないが、辞めた方が本人のためだ。
CheNaoto 2013-08-29 13:28:32

あとは、外部にある資源の強み・弱みへの理解が欠けているケースも多い。より正確に言うならば、理解が欠けているというか、そもそも何も考えていないケースがあまりに多い。これはほんとうに不思議なんだけどすごく多い。
CheNaoto 2013-08-29 13:32:39

たとえば、三年間通って280万円かかる予備校があったとして、本当なら280円の吉野屋の牛丼を買う時は、1万倍は悩まないといけないはずだけど、ここまで悩む人はそういない。というか、人生を左右する選択でも、マックか吉野家かぐらいの感覚で決める人が本当に多い。
CheNaoto 2013-08-29 13:33:51

だから、学習塾でも住宅でも車の販売でも、とにかくおおよそ単価が高いビジネス全般に言える事だけど、とにかく情報を大量に流して、潜在的に顧客になりそうな人を増やして行き、その釣り堀の中から常時収穫ができるという体制を整えておく。
CheNaoto 2013-08-29 13:35:56

人がなんの迷いもためらいもなく、使う車なり住む家なり通う学習塾を決める時、それは順風満帆なときだ。順風満帆だからなにも考える必要がなく、とりあえず情報をたくさんもっている、たくさん接点があるブランドに決める。
CheNaoto 2013-08-29 13:38:28

一方で、私の塾のようなブランドを選択するときの教え子様というのは、本当に危機に迫られている。外部の環境も、適切な教材・指導法がないという意味でいえば危機的だし、内部の状況も、もうひどいものだ。どんな勉強法をやってみても、まったく成績が上がらないのだから。
CheNaoto 2013-08-29 13:42:15

ただ、無理なことというのは、だいたい、それをできなそうな人に、辛抱強く教えて、はじめて実現することだ。無理そうな事を実現するのは、あたりまえの話だけど無理そうな事をやった人だ。
CheNaoto 2013-08-29 13:54:48

当たり前のことだけど、普通に考えて無理な事が実現するのは、無理を無理じゃなくしようとした人がいたばかりでなく、それに協力しようとした人がいたからだ。これを忘れてはいけない。
CheNaoto 2013-08-29 13:58:21

挑戦者というのは、しばしば格好が悪いものだ。本当に格好が悪いものだ。自分も周りも内心無理だと思っているようなこと、自分の中では計画通りでうまくいくと思っていることでもまわりがそうは思ってくれない。それでも頼まなくては行けないし、無理をお願いしなくてはならない。
CheNaoto 2013-08-29 14:04:19
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一からすべてをやり直さなくてはならないことも多い。だいたい何か逆転するということは、選択と集中をするということだから、選択と集中をして失敗したら本当に悲惨だ。だけれども、それはある意味では仕方のない部分もある。
CheNaoto 2013-08-29 14:22:42

とはいえ、やはり恥ずかしい。うまくいくかもしれないとおもっていたのに、いきなり幼稚園児や小学生ぐらいのレベルまで叩き落とされることもある。ねこれに耐えられる人と耐えられない人がいる。
CheNaoto 2013-08-29 14:38:35

教え子様を見ていて、いつもおもったことは、格好付ける人は大成しないということだ。なんていうか、最後に笑うためには、どんなに格好わるくても踏ん張んなければならないときというのが必ずある。
CheNaoto 2013-08-29 15:12:06

そういうときに、「自分」を貫く為には、自分が目で見たものが、人が推測して立てた未来予測に勝てなければいけない。時に自分が目で見たものが、遥か年上の人の予測よりも精緻だと言い切れるぐらい「自分」というものがなければならない。ここが難しい。
CheNaoto 2013-08-29 15:12:45

漫画でもいいから、歴史や古典に触れておくことです。
CheNaoto 2013-08-29 15:14:07

そして、一旦自分の目で見たものが正しいと信じて、自分のやりたいことをやりたいようにやるということを、先生や親に納得してもらったら、ちゃんと結果・成果に執着して、約束したことを守ること。結局そういう行動によってしか、人は人から信用されない。
CheNaoto 2013-08-29 15:17:40

あとは、約束した成果・成績があったら、やり方・手段の事なんか考えず、とにかく目標としている成績が達成できるようにがむしゃらにやること。
CheNaoto 2013-08-29 15:18:25

恥ずかしいのは、できなかったことではなく、ごまかすこと。どんな結果でも、それを受け止めて前に進むしかない。
CheNaoto 2013-08-29 15:18:54

やってから考える。どんなにきつく、言いにくい事を言わなければならない状態のときでも、ちゃんと言うべき事はいって、結果を残す事。自分もがんばらないといけません