実は、二日ぐらい前から仙台の実家に帰って来ていてます。自分で商売を始めたのが、大学一年生の時で、いま四年生ですが、こんなに長い夏休みを取ったのははじめてです。とはいえ、休めない性分なので、いろいろ工夫して、どうすればアクセスが集められるかなどやってみます。
CheNaoto 2013-08-10 04:38:05
それで、昨日、おとといぐらいは、結構だらだら過ごしてしまったんですが、テレビで"12年度の中学不登校、宮城ワースト 県教委「震災が影響」"http://t.co/S4MV9zJVGfというニュースをやってました。
CheNaoto 2013-08-10 04:39:04
これを見てて思ったのですが、はて、果たして不登校は問題なのかしら、ということです。私は高校も三ヶ月ぐらいしかまともに通いませんでしたし、お金がなかったので大学もろくに通ってませんが、それで人格形成上なにか問題があったということは、あるのかもしれませんが、特段不便は感じていません。
CheNaoto 2013-08-10 04:39:52
私は、高校の時、いろいろ悩み過ぎ、考えすぎて不眠にまでなってしまったんですが、大して寝なくても大丈夫なのは、べつに大学生になってからも変わりません。
CheNaoto 2013-08-10 04:41:00
ただ、高校生の時は、寝ないことが問題だとされて、大学生になったらベンチャーをしていたからかもしれませんが、寝ないことは美徳になりました。
CheNaoto 2013-08-10 04:41:03
つまり、不登校についても、これと同じ事だと思うのです。学校に行かないことを、問題として捉えるか、それとも一つの選択肢として認めるかで、不登校の子の精神状態も変わると思います。
CheNaoto 2013-08-10 04:41:45
ちょっと分かりにくい話かもしれないので例を出します。たとえば、ガンの患者がいたとして、告知をしていないときは元気もりもりだとします。(例えばの話ですが)
CheNaoto 2013-08-10 04:42:21
しかし、告知をした瞬間、急に元気がなくなる人がいる。落ち込んで、ああ俺はガンなんだもう死ぬんだ、とそういう風になるわけです。しかし、ここで考えていただきたいのは、告知前後で別にガンであるという事実はなにも変わっていないことです。認識・解釈が変わっただけの話です。
CheNaoto 2013-08-10 04:43:54
不登校や不眠症の話は、これに近いような気がします。ただ、学校に行かないだけ、ただ寝ないだけなのに、なんかそれがあたかも問題であるかのように捉える事によって、学校に行かない、なかなか寝付けない本人も、「ああ、不登校不眠症は人間失格なんだ」と追いつめられるわけです。
CheNaoto 2013-08-10 04:44:54
私は、学校に行かないのも、なかなか寝付くことができないのも一つの人生の選択としては悪くないと思います。
CheNaoto 2013-08-10 04:45:18
学校にいかないとして、どんな問題があるんでしょう? 勉強が遅れる? もし、勉強が「大学入試に合格する為の勉強」と定義できるのであれば、多分学校に通うより、自分で勉強したほうがはかどります。なぜなら、学校の勉強は入試に最適化されていないからです。
CheNaoto 2013-08-10 04:47:01
これは、ちょっと考えてみれば明らかなことですね。入試というのは、テストが配られて、それを解く作業です。学校の授業は、先生が一方的に話すだけです。だから、授業を受ける事と、テストの成績が良くなる事にはほとんど相関はないと思います。
CheNaoto 2013-08-10 04:48:16
テストの成績を上げたいなら、一番簡単な事は、自分で習得事項を暗唱できるようにし、テストをし、十分に理解できないところは優秀な大学生にでも質問して理解することです。
CheNaoto 2013-08-10 04:48:53
人間は、テキストで見て理解できる人と、音や動作で理解する人に分かれるので、それはそれぞれで好きな勉強法をすればいいと思いますが、前者なら参考書が、後者なら映像授業があります。学校の先生の授業よりも、遥かに分かりやすい。
CheNaoto 2013-08-10 04:49:51
いや、違う。学校は人間性を向上させる場所なんだといいます。なるほどそれも一理あるのかもしれない。ただ、学校というのは一つの治外法権がある場所で、たとえばガキ大将みたいなのがいきなりぶん殴って来ても、べつに彼が警察に捕まる訳ではありません。何か盗まれても同様です。
CheNaoto 2013-08-10 04:51:02
そこまでいかなくても、たとえば公然と侮辱されたりしても、力関係によってはなにもいえないでしょう。そんな場所で人間性が豊かになることはほとんどないと思います。せいぜい卑屈になるだけです。
CheNaoto 2013-08-10 04:51:37
私もよく、学校は人間力をつける場所だとかそういう話を聞かされましたが、自分で商売をはじめてから、高校のときほど嫌なこと、辛いことというのはめったにありません。ベンチャーを最初一人で立ち上げるのも相当大変ですが、学校というのはそれ以上に大変な場所だと思う。
CheNaoto 2013-08-10 04:52:32
第一、人間関係を作りたいなら、その場所が学校である必要はないでしょう。べつに出会い系サイトでもハチ公前でナンパしてもいいわけです。自分で商売をすれば、スタッフから株主からお客様まで、好きな人としか付き合わずに生きて行くのも十分可能です。
CheNaoto 2013-08-10 04:53:43
やっぱし、生きていると、合わない人はいます。そういう人に気を煩わせて、自分の持っている能力の半分も活かしきれないような人生を歩むのはもったいないことです。不登校になることで、自分の能力を100%以上活かしきれるのなら、それでも良いと思います。
CheNaoto 2013-08-10 04:54:32
ここまでが、私の不登校に対する考えです。ここからは、社会(こと公的機関に置いて)どうして不登校がこれほど問題視されるかです。
CheNaoto 2013-08-10 04:55:08
まぁ、これはあくまでも推測なので、それぐらいの気持ちで聞いて下さい。
CheNaoto 2013-08-10 04:55:32
まず、世の中の仕事は大きくわけて二つあります。一つは公的な仕事、もう一つは私的な仕事。そして、世の中で仕事をする人は大きく分けて二つです。一つは官僚・公務員がやるべき仕事。もう一つは、民間の人たちがやるべき仕事。
CheNaoto 2013-08-10 04:56:56
いままで、たいていの場合は、公的な仕事は、官僚・公務員がやるべき事とされてきました。一方で、当たり前で書くまでも無いことですが、私的な仕事は民間の人たちがやるべき仕事とされてきました。
CheNaoto 2013-08-10 04:57:47
公的な仕事には、たとえば、電力・水道・ガス・バス・鉄道・教育なんかがあります。どうしてこういう仕事を官僚・公務員(もしくはそれに類する身分の独占資本の従業員)がやらねばならないかというと、これらの仕事はあまりに大規模な資本を必要とするからです。
CheNaoto 2013-08-10 05:02:25
たとえば、電力・水道・ガス・電話回線あたりは、たくさんの会社が参入すれば、それだけ安くてサービスも良くなるという種類のものではありません。供給するのにとても巨大なインフラが必要だからです。
CheNaoto 2013-08-10 05:03:24
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たとえば電力やガスの場合、生成する段階で複数の会社に参入させて競争されることはできても、それを各家庭・事業所に送る段階で、たとえば送電線が十本も二十本もあったら、一社独占で送電している場合よりも、電気料金は高くなります。送電コストがバカにならないからです。
CheNaoto 2013-08-10 05:04:32
バス・鉄道なんかも東京は別にしても、地方では民間企業でやったら採算が合わないので赤字覚悟で地方自治体がやっているケースがほとんどです。
CheNaoto 2013-08-10 05:05:18
教育については、終戦前は「国家の為の臣民をつくる教育」という部分にフォーカスをされていたので、おそらく国で管理して、公務員がやるということになったのでしょう。ところが、今日、教育を国でやる意味はほとんどなくなったように思います。
CheNaoto 2013-08-10 05:06:18
まず第一に、今でも「国家のための臣民をつくる為の教育」をしたいがために、公立学校制度を残しているのだとしたらそれはほとんど意味をなしてません。教育委員会は地方自治体の政治からもほとんど完璧に独立していて、教員のかなりの部分は左翼的な発想の持ち主です。
CheNaoto 2013-08-10 05:07:15
教材も、相当部分左に寄ったものになっています。だから、国家のための人材を育成するための教育だから、公務員が教育をせねばならないという理屈は成り立ちません。
CheNaoto 2013-08-10 05:07:47
ならば、すべての人々に良い教育を受けさせる為に公教育があるのか。これも違うと思います。教員の授業品質が低い事は、補完財である学習塾に通う生徒が非常に多い現状からも明らかです。公教育の質が高いのであれば、学習塾は必要ありません。
CheNaoto 2013-08-10 05:09:44
これらの事から、私は教育というのは、機会の平等を保証するために公的なものである必要はあると思いますが、かならずしも官営である必要は無いと思います。公的な仕事だけども民営化できる・しやすいのはおそらく教育分野ではないかと考えています。
CheNaoto 2013-08-10 05:10:47
学習塾が公立学校を運営するようになれば、そこに待っているのはすばらしい未来です。
CheNaoto 2013-08-10 05:11:15
いまの公立学校の問題点は、たとえば先生がアホだったり、同級生からいじめられたとしても、転校すると負け組というか人間失格というかそういう烙印を押されることです。高校中退なんかした日には本当にそういう目で見られます。
CheNaoto 2013-08-10 05:12:18
あと、優秀な高校とダメな高校の序列が変わらない・固定化されているので、先生があぐらをかいて努力しないのも問題です。
CheNaoto 2013-08-10 05:12:44
これがあらゆる公立学校を学習塾が運営するようになれば変わります。転校は自由になり、学校間競争が起きます。他の生徒に暴行を働くような生徒は、すぐに警備員が駆けつけ、警察に突き出される素晴らしい学校が実現します。
CheNaoto 2013-08-10 05:13:48
遠慮なんかしてはいけません。
CheNaoto 2013-08-10 05:13:57
なんで学習塾が公立学校を運営してはならないのでしょうか? 本当に不思議です。これだけ多くの人が学校に見切りをつけて、学習塾に通っているという事実からも教育機関として圧倒的に学習塾が優れていることに疑いの余地はありません。
CheNaoto 2013-08-10 05:14:32
学校で習う事も、学習塾で習うことも、本来は変わりません。ですから、本来が学習塾なんて昨日今日無くなっていなければおかしいのです。しかし、そうはなっていないどころか、大手の学習塾はますます気を吐いています。
CheNaoto 2013-08-10 05:15:13
こういう厳然たる事実があるにも関わらず、いまだ公立学校のような前世紀の遺物が残っているのは、公務員労組の力がそれだけ強いということてもあるのでしょう。しかし、豊かな人が予備校に通い合格を掴み、貧しい人がそれが出来ないという教育格差社会が一体誰を幸せにするのでしょう?
CheNaoto 2013-08-10 05:18:27
こうした情けない公教育の体たらくへの一種の抵抗として、不登校というのは決して悪い選択肢では無いと思います。学校に行く事は勉強をすることとは同義ではないし、まして学校に行かない事は勉強をしない事と同義ではないからです。
CheNaoto 2013-08-10 05:19:44
ですから、現象としての不登校を問題視することに対して、私は疑問を感じます。不登校そのものは決して問題ではありません。
CheNaoto 2013-08-10 05:20:12
ただ、一方で、傾向として、多くの不登校の生徒が、学習が年齢のわりには遅れているという事実もおそらくあるのでしょう。それは問題です。
CheNaoto 2013-08-10 05:22:14
なぜ、問題なのか。なぜ勉強をしないことが問題なのか。多くの人がいい就職先にありつけないから問題なのだといいますが、これは違います。別に大して勉強しなくても、好きな事で食べていける人はいます。エンジニアなんかでもそういう人はいます。べつにどうにでもなる。
CheNaoto 2013-08-10 05:23:03
ただ、大事なのは、別にお金を稼ぐ上で、勉強がさほど出来ないというのは大した問題ではないと思うのですが、お金は使う時に結構問題だということです。勉強が出来ないと、人に騙されやすくなります。論理の矛盾や事実の誤認を認識できなくなることが多いからです。これは問題です。
CheNaoto 2013-08-10 05:23:45
経験的に思う事ですが、お金は稼ぐのも大変ですが、使うのはもっと大変です。正しい使い方をして、効果が最大限発揮されるようにするのは本当に大変です。そういう使い方というのを、じゃあどうやって学ぶのかというと、そこで必要なのが勉強です。
CheNaoto 2013-08-10 05:25:45
とはいえ、三平方の定理が分かれば、お金の使い方が分かるとかそういうものではありません。「教育の真価は、あなたの教え子様が、あなたが教えた事をすべて忘れた時に発揮される」という言葉があります。
CheNaoto 2013-08-10 05:26:38
この言葉は、とても分かりにくい言葉です。どうして、教育の真価が、教育した内容をすべて忘れた時に発揮されるのか。
CheNaoto 2013-08-10 05:27:02
それは教育というのは、教育内容を教えるという目的ももちろんありますが、それ以上に「事を為す」方法論を教える営みだからです。
CheNaoto 2013-08-10 05:28:25
たとえば、学習塾を開業するときに、「中学受験から大学受験までなんでも対応します」という塾は絶対に流行りません。アウトです。大手ならこれでもいいのですが、個人塾でこれをやったら間違いなく失敗します。
CheNaoto 2013-08-10 05:29:25
なぜなら、なんでもできるということはなにもできないということだからです。もっといえば、中学受験から大学受験までなんて先生は本当に信用できません。慶應の過去問をどこまでやり込んでいるか分からないからです。多分ほとんどやっていない気がします。
CheNaoto 2013-08-10 05:30:08
慶應に入りたいなら、慶應受験を専門にする塾に入るべきです。その方が安心できるし、多分いい指導が受けられます。人はこういうことをどこから学ぶのでしょう。「勉強」することで学ぶのです。
CheNaoto 2013-08-10 05:30:47
もっと、分かりやすく話しをしましょう。たとえば、5教科500点満点で、400点を取りたいとする。そのときあなたはどんな戦略を立てますか?
CheNaoto 2013-08-10 05:31:20
勉強ができない人は、各教科を10点ずつ上げようという戦略を取ります。勉強ができる人は、苦手教科をある程度のラインで切って、そこそこ得意な教科で確実に九割〜満点を取るか、苦手教科でボトルネックを掴み、一気に点数を上げて得意教科にし、一気に50点アップをします。
CheNaoto 2013-08-10 05:35:54
これが方法論です。事を為すやり方です。こういう戦略論・方法論を学ぶことが勉強をする目的であって、教科内容を習得するのはすべて戦略論・方法論を学ぶための修行だと考えて良い。何を学ぶかが大事なのではなく、どう学んだかが大事なのです。これが将来の職業人生に生きて来る。
CheNaoto 2013-08-10 05:36:50
だから、不登校の子が、こういうやり方、人生を勝ち抜くための戦略論・方法論を学べないのだとしたら、それは問題だと思います。
CheNaoto 2013-08-10 05:39:05
結局のところ、不登校の子が現実社会でなかなかうまく社会復帰できないのも、つまり事を為す方法論を知らない部分に問題があると思うのです。どうするべきか。
CheNaoto 2013-08-10 05:39:46
不登校や引きこもりのお子さんをお持ちの、親御さんと話していて、ふと思う事があります。それは多くの方々が、完璧すぎる解決を目指しているということです。人にやさしくできるようになってほしいし、勉強もできてほしいし、彼女の一人でもできたらいいという風に。
CheNaoto 2013-08-10 05:43:02
ただ、最初からそんなすべてを良くすることなんか出来る訳がないんです。一つ一つやるしかない。まずは、英語の英文法・英単語、まずはこれ、というふうに一つ一つ片付けて行くしかないんです。
CheNaoto 2013-08-10 05:43:37
まずは一つで突き抜けることです。そういう機会を学校に通えない、うまく世の中と折り合いが付けられない教え子様に提供できればと思っています。
CheNaoto 2013-08-10 05:44:05
それさえできれば、学校に行けない事、世の中とうまく折り合いが付けられない事自体はさほど問題ではないと思うのです。
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