そもそも計算ミスの原因はなんなのでしょうか? いくつか挙げられますが、主には1.全体観の喪失 2.計算処理のミス 3.煩雑な計算処理のミス 4.符号のミス 5.次数のミス 6.数字のミスあたりが考えられるのではないかと思います。それぞれについて見て行きましょう。
taigart91 2013-11-30 18:58:09

まず、全体観の喪失というものですが、これは分かりやすいと思います。皆さんにも経験があると思います。長い計算過程の一部をやっているうちに、そもそもどんなもんだいの何の答えを出すかがわからなくなり、途中計算の結果をとりあえず答えにしてしまうことです。
taigart91 2013-11-30 18:59:11

こういうことが起きた時に、多くの人は自分には途中計算に対する集中力がありすぎたから全体観を喪失して結果こうなったのだという言い訳をしますが、それは違います。出すべき結果に対する集中力がなかったから、全体観が無くなるのです。集中力が適切な方向に対してあれば、執念が生まれます。
taigart91 2013-11-30 19:00:18

それが全体観になるのです。将棋の話みたいですが、全体観を持つこと、どう攻めるかを事前にすっと筋道を考え、最後まで王手を出して、王将を奪い取るところに対して執着が持つことが大事なのです。将棋のプロが数学も得意だという例が多々あるのは決して偶然ではないと思います。
taigart91 2013-11-30 19:02:38

2.計算処理のミスについてですが、これはかけ算九九みたいな簡単な処理のミスです。これが意外と多い。焦っていると多いのですが、焦った時にミスをするというのは、たとえばかけ算九九にしても徹底できていないということです。
taigart91 2013-11-30 19:03:30

意外なことのように思えるかもしれませんが、かけ算九九を間違える人は本当に多い。小学二年生の時に言えたから大丈夫と思っている人は危ない。医学部に行った友達は毎日かけ算九九をしていました。基礎はとても大事です。決して甘んじてはいけません。14-8とかも間違える人が多い計算です。
taigart91 2013-11-30 19:04:36

煩雑な計算処理についてですが、これはミスが本当に多い。本当は二桁と二桁の四則演算ぐらいは暗算でできないと困ります。現に東京理科大なんかはそういう計算力を求めているわけです。
taigart91 2013-11-30 19:08:53

そういう計算力については、インド式計算ドリルなんかがおすすめです。無理だと思う人もいるかもしれないけれど、人間の能力は無限の可能性があって、暗唱も2桁と2桁の四則演算もやろうとさえすればどうにかなるものなのです。
taigart91 2013-11-30 19:09:38

4.符号のミス 5.次数のミス 6.数字のミスについては、すべてに共通して言えるのは、見やすい字を書く事です。これが先決です。その上で、符号だったら定められない場合は、マイナス前提にしてプラスだったらプラスに書き換えるフローを作るべきです。
taigart91 2013-11-30 19:15:26

次数はまして小さくなるので書き方に気をつける、数字については素早くきれいにというのが大事で、まちがいやすい字というのは一杯あります。たとえば5と8なんかは間違いやすいし、3と8も間違いやすい。
taigart91 2013-11-30 19:16:21

あと、0と6もまちがいやすいですね。こういう分かりにくいものについてどう対策するのかは大事です。
taigart91 2013-11-30 19:16:44

ただ、これら全体に言える事として、やはり集中力の欠如、クリアな頭じゃないという事が挙げられると思います。頭を常にクリアにし、集中力を高めるために一番必要な事は、実は勉強をすることではなくて、体力を付ける事です。体力がないと集中力は高まりませんし、継続しません。
taigart91 2013-11-30 19:17:42

あと、勉強するときの所作として非常に大切なのは、指を添えていま自分が書いている字をしっかり見ながら勉強することです。これはドラゴン桜なんかにも乗っていましたが、とかく注意力が散漫になりがちな勉強では一番大切なことです。