電車に乗ってて思った。この世界には無駄なビジネスが多いと。
電車に乗っていたり街を歩いていると、かならずいろいろな広告を見るのがもはや職業病のようになっています。なにか自分の商売にも活かせるところがないかなと思うからです。
まあ、それにしても無駄なビジネスの多いこと。正直ニーズもわからなければ、価値も感じないビジネスがあまりに多いのです。
たとえば、
Aグループ「色恋系」
・ 街コン
・ 合コン
・ いわゆるきれいなおねえちゃんが一杯居る店
・ 結婚相談所
Bグループ「勉強系」
・ 学習塾
・ 通信教育
・ 学校(特にたいして有名でもない高校・大学)
Cグループ「お金系」
・ お金稼げる情報教えます的な何か
・ 社長がお金稼げるノウハウ教えます的な何か
Dグループ「ブランド物を着てるとどんなバカでもよく見える」
・ ブランド物を身につけてると価値がある人間と思ってる
Eグループ「自炊しない」
・ とにかく外食が好き
・ 時間がないから料理をしない
・ 見栄を張る為に高い店に行く
Fグループ「プライベートは大事」
・ 一人で居る場所を確保したい
・ 中心部から遠くても自分の城が欲しい
この六つは代表的なものでしょう。よく、いろいろな人のお金の相談に乗るのですが、今の日本でちゃんと働いていれば衣食住に不自由している人というのはほとんどいません。だいたい、このAグループからCグループのどれかに大金をつぎこんでいるがゆえに生活が苦しいか、あるいはDグループからFグループのように、衣食住のどれかについての考え方がすさまじく間違っているかで、お金がなく苦しんでいる人が多いのです。
良く聞く代表的な三つの悩み
このAグループからCグループは、良く聞く代表的な三つの悩みを解決する商売です。Aグループは「モテたい」Bグループは「頭が良くなりたい」Cグループは「お金を稼ぎたい」という悩みです。
実はこれらでなんとなく漠然と悩んでる人ってとても多いと思うのですが、これらの悩みは実は大した悩みではありません。どれも自分の行動で完結する悩みだからです。
たとえば、それは自分で会社をやってみると分かります。大家さんは家賃を三割上げろといってこないか、スタッフはちゃんと教え子さんを合格できるだろうかなど、もちろん自分の努力もありますが、事業の成否の結構な部分を現実には赤の他人に握られることが多いのです。そして、大家さん、スタッフ、教え子さんなどの利害関係者は多くの場合変える事ができません。(だから、自分が最大限努力することで、少しでも運を良くして、事業成功の確率を高めようと努力します。)
ところが、この「モテたい」「頭がよくなりたい」「お金を稼ぎたい」という悩みについては、九割九分は自分の努力で解決できます。さらに、他人に成否をゆだねる残り1%の部分についても、この場合の他人というのはたくさんいますから、まあ実質的には100%自分の努力でどうにかできる問題です。
女子にモテる話について
まず、女子にモテる話からしましょう。誰か特定の人に好かれたいなら結構難しいですが、とりあえずモテたいのであれば、やるべき事は簡単です。どこか繁華街の駅前に出て、ひたすら異性に話しかければいいのです。モテるかどうかは、イケメンかどうかではなく断られた回数と、そこから普遍的に通用する教訓を学べるかどうかにあります。
コツはやってるうちに覚えると思いますが、私が経験したことがある範囲で話すと
・ ネガティブな選択肢につながるような事は言わない
(ex;「今から駅ですか?」「今から帰りですか?」など。ネガティブ選択を加速する。)
・ そもそも選択肢を与えない
(ex;「むっちゃかわいいんで、話しかけないと一生後悔すると思って話しかけてるんですけど、おいらの友達の彼、ほらイケメンの彼、今日誕生日なんですよ一緒にハッピーバースデー歌ってくれませんか、ハッピバースデーひろきーパッピバースデーひろきーハッピバースデーびぃあひろきー、ハッピバースデーひろきーあやしいものじゃないですよ、大丈夫大丈夫彼マジで誕生日だから、ほら証明みせて、ほら東大の学生証、誕生日きょうでしょー」を一息でいう。ハッピーバースデーのコーラス以外相手に話をさせない!)
・ 自分の都合で物を話さない
(ex;「今から呑まない?」「どっかで話しよーよー」は自分の希望。相手からそういってくれるまでは徹底的に相手の事を褒める。かわいいまではOKだけど、見た目を褒めるのはダメ。見た目なんてだいたいみんなコンプレックスがあるから。ブサイクなら見た目褒めてもいいけど、そもそもブサイクは話しかけない方が良い。好き嫌いは別にして落とすのも落としてからも大変。相手の性格、内面を褒める。気が強そうな人ならなんか自分持ってそうだよねとかそれを褒める。ナンパとかひっかかったことなさそうだなーとかいって、相手を尊重する。時間あるなら話付き合うよとか、あくまで上から目線でいく。仲良くなったらお前と呼ぶ。それで嫌われる人はそれまで。名前を当ててあげて、見返りで連絡先をもらう。)
・ 友達と二人組でやる
(ex;友達はHUBにでも行けば即席でイケメンの引っ込み思案な男子が捕まります。注文しなくても込んでる時は店員にバレませんし、注文するなら1/2のギネスなら500円で行けます。お金がない時は、会計は全部彼に払わせても良いぐらいです。というかああいうところにいるイケメン男子は見栄っ張りでお金払いたい人が多いので全力で払わせろ。どうせイケメンの親のお金だしね♩)
・ なんかやさしそうで良い反応をしてくれる人はさっさと話を終わらせて、次に行く。
(ex,気が強いか気が弱い人の方がいい。優しそうで良い反応をする人から明確なYES!を引き出す事は難しいし、そもそも内面で考えている事を察するのが難しい。分かりやすい人の方がいい。そういう意味では、ブサイクな人ときれいな人がいたら、声をかけるべきなのは迷わず後者です。個人的には気が強い人の方がよっぽど人間関係が長持ちしやすいです。)
の五つです。
これで掛かるコストは、繁華街まで行く電車代ぐらいで、他はすべてイケメンの即席友達の負担で大丈夫です。女の人については、ちゃんと気に入ってもらえればお金は払ってもらえます。お金をおごってくれるいまいちな男子になるよりも、お金払ってでも話したい男子になりましょう。これが出来る人は家庭教師とかやっても稼げます。
だから、いわゆる街コン・合コン・きれいなおねえさんの居る店・結婚相談所の需要がまったくわからないのです。ブサイクでもひたすら話しかければモテるのに! あと、こういう声かけでも、30分もしたら呑める子は見つかりますから、時間的コストも街コン・合コン・きれいなおねえさんの居る店・結婚相談所と変わりません。それでいて金銭的コストは激安です。
(ただ、そんな私も仕事で後輩や教え子様と話すときは、さすがに自分で会計出しますよ!)
勉強ができるようになる話について
勉強ができるようになる話については、再三私もブログで書いてきましたが、結論から言うと、基本的には暗唱と訓練です。
日本の教育というのは、とかく「授業」に重きを置いています。それは、成績が良い生徒を作るのが教育の目的ではなく、人の話をおとなしく聞いてそのとおりにやる人を作るのが教育の目的だからです。学習塾がそのスタイルなのは、多くの保護者がなじんでいるそのスタイルを取る事が一番お金を取りやすいからであって、生徒に成績を上げてほしいからではありません。
しかし、そんなことをしてても上には上がれません。みんなと同じ授業を同じように受けていて、それで成績が上がるのなら、その人は天才です。凡人の脳みそで人より良い生活をしたいのならば、先生の言う事など全部無視して、とにかく上に上がるべく、自分の成績を上げる事に神経を集中すべきです。
成績を上げるためにすべきことは、授業を聞くことではありません。
1.覚えなければいけないことを覚えるために文章にして知識を関連づけて暗唱すること
ex.)英単語、古文単語、漢文語彙、歴史地理公民の知識、化学生物地学などの知識
2.出来るようになれねばならない動作を出来るようにするために訓練すること
ex.)英作文、現代文読解、数学・物理の解法再現
この二つだけです。極めて簡単です。
もちろん、それぞれの教科・分野ごとにつまづきやすい欠点みたいなものはあるので、それはやっていくうちに学べば良いのです。ただ考えもなしに反復するだけというのはもちろん良くなくて、一回一回改善していこうという気持ちを持つ事が大切です。
だから、どうしてこんなに簡単に、ほぼ参考書代だけで成績を急激に上げる方法があるのに、みんな塾とか通信教育とか家庭教師をやるのかが本当に謎なのです。大して効果もないのに。
お金を儲ける話について
お金を儲けることについてもそうです。お金を儲けるために必要なことは、そもそも資本主義の社会でどういうものに高いお金がつくかを考えれば明らかです。それはつまり、必要とはされているけれど、やる人がいない商売です。
よく、多くの経営者は、がんばって働けばいいということをいいますが、そんなことは考えてみれば当たり前のことです。ユニクロの店員だってコンビニの店員だってがんばっていることはがんばっているわけです。お金が儲からない理由はそんなことではない。
では、何かというと、一つは必要とはされているけれど、やる人がいない商売をやっていないということが挙げられます。たとえば、女性なら水商売、男性なら債権回収や廃品回収、エンジニア、あとは人材紹介系などです。
あと、相応のリスクを背負うことも大事です。リスクって実は大したことがないことが多い。生命保険を担保にして数億円借金したとしても、返せなければ返せませんでしたてへぺろとすればいいだけの話だったりもしますし、最悪追いつめられても逃げる場所はたくさんあります。
がんばることはもちろん大前提として大事なのですが、日本人の場合がんばっていないから稼げない人よりも、どちらかというと商売の好き嫌いが激しかったり、リスクっぽいものを背負うことを極端に拒絶しているから稼げない人の方が多いような気がします。
私がなにもない状況でどうしても年収一千万円欲しかったら、まず考えるのは人材紹介系かなーと思います。完全成果報酬制なので、最初の二ヶ月は資金繰りがキツいですが、それを超えたらハッピーな感じになれそうです。あとはエンジニアも悪くない。最初の一年は修行の時期で我慢しないといけないこともいっぱいありそうですが、それを乗り越えたら年収一千万円ぐらいまでならすぐ行くのがこれらの業界です。さらに自営業にできるから、税金もうまく安くできます。修行の時期は、友達の家にでも居候しましょう。
もちろん、人材紹介にせよ、エンジニアにしても、日々工夫は必要なわけですが、路上でナンパしたときぐらいの創意工夫があれば、どんな仕事でもそこそこはうまく行くと思います。
(そもそも、商売をしていると、頭が活性化されて、それぐらいの工夫は普通に出来るようになります。おすすめです!)
そもそもお金がないことは、生活を不自由にするのか?
こうやって考えると、別にお金かなくても割と楽しく暮らせそうですが、それでもお金はあったほうがいいというのが私の考えです。
というのも、お金があると、いざというときに人助けができるからです。
たとえば、私の母親は私が大学に入ってすぐに乳がんになったのですが、その当時、私と私の父親が共にそこそこちゃんと稼いでいたので、結構高額な医療費を必要とする治療を受ける事ができて、結果として一命を取り留める事ができました。その治療をした場合としないばあいで、五年生存率は30%と80%で、50%も開きがある。そういう治療ができました。
「生命だけは平等だ」といって、最近捕まった人がいましたが、残念ながら命は平等ではない。たとえば事故率が高い航空会社と、事故率が低い航空会社では値段が結構違うのですが、これは命を失う可能性があるから値段が安いわけです。
さらにお金持ちになれば、お客様や家族だけではなく、会社のスタッフや、会社にご出資いただいている方、新たなお客様にまで、自分が持っている愛を届ける事ができます。
だからこそ、お金を稼いで、お金を貯めることには価値があると思うし、あまり合コンとか学習塾のような意味のないものにお金を使わず、質素に楽しく暮らすことが大切だと思うのです。
食事について
食事についてですが、会社がきついときは、私は一日一食にするようにしています。昼ご飯しか食べないのです。朝も夜も食べない。そうするとだんだん痩せてきます。一日20kmぐらいジョギングすればさらに痩せるでしょう。
一日三食貧相なものを食べるぐらいなら、一日一食良いものを食べた方が健康的です。東京だと、千円以内でミシュランの星付きの店でランチが食べられる店もそこそこありますから、そういう店を見つけておいて声かけのネタにするもよし、後輩をつれてきてどや顔するのも良しです。人生楽しそうでしょ?w
あと、シェアハウスをしているなら、自炊したほうがお得です。一人暮らしの場合は外食の方がトータルではお得です。そういうのも判断しながら、自分なりに楽しみましょう。
服装について
服についてですが、とりあえず清潔感があり、顔と体型が良ければいいような気がします。ユニクロでもいいし、H&Mも安くておすすめです。ドンキはだめですw
ブランドものはたしかに良くて、私も羽振りが良かった時に買ったコムサのコートや、当時の彼女からもらったヴィヴィアンの名刺入れや、ポールスミスの筆箱、あとヴィトンのバックなんかを見ると、ああそれはそれでいいなぁとは思うのですが、べつにないからといって不自由するものではありません。
ブランドもので人を見る人も、話をする系の水商売の人を除いては、あまりいない気がします。結構多くの方がブランドものを持っていますが、話をしていて面白い人というのは本当に少ない。
資本主義の社会においては、数が少なくて、ニーズが大きいものに価値がありますから、ブランドものを持っている人なんかよりは、話をしていて面白い人になることをお勧めします。
住むところについて
これも、いろいろな条件があるとおもうのですが、条件を一つに絞って、他を全部無視したらかなり家賃は安くなります。
たとえば、私は友達と歌舞伎町に住んでいたりするのですが、確かに喧嘩している人は多いし、なかなかデンジャラスな街なのですが、家賃はちゃんとしたマンションでもワンルームで五万円ぐらいのところがあります。自殺者がいる物件だったり、隣のビルが自殺の名所だったり、怖いお兄さんやきれいなおねえさんが頻繁に出入りすることを気にしなければいい物件です。
ワンルームで五万円のところに、三段ベットを置いて、空いてるところに布団でもしけば五人は暮らせます。一人頭一万円です。これは驚異的な安さといっていいでしょう。
品川や渋谷の近くにも工夫すればこういうところはあります。頭を使いましょう。
お金は稼ぐよりも、使う方が大変
お金は稼ぐよりも使う方が大変です。稼ぐのは誰でも出来ますが、使い方には人格が現れます。
稼ごうと本気で思えば、資金繰りのサイトや、技術を錬成するまでの時間にも左右されるのですが、三ヶ月から一年も辛抱すれば、だいたいはちゃんと稼げるようになります。
しかし、ちゃんと正しく使うというのは、稼げるようになってから数年経っても結構難しいことです。とくに稼げるようになってから最初の一〜二年は、お金の使い方については失敗ばかりしてきました。結構な額を結果として無駄遣いで失った気がします。
たとえば、私は食い道楽で、一時期ぐるなびで高い店を見つけては、当時付き合っていた彼女と一緒に食事をしていましたが、「おのぼりさん(by当時の彼女)」であった私は、東京におけるうまいレストランの見つけ方がまったくわからず、ぐるなびだか食べログで調べて高そうなところに行くというのを繰り返していました。
あとで、それらのやらせ問題を知った時にはずいぶん裏切られた思いをしたものです。その後、当時の彼女のお父様に、いい店にいろいろ連れて行っていただき、今ではだいぶ見抜き方を心得た気がします。
お金があるときもないときも、お金は大事にすべきだと痛感した出来事でした。
年収一千万円、一億円あってもお金は貯めた方が良い
お金がないときはもちろんお金を大事にするわけですが、お金があるときこそお金を大事にしなければなりません。そうしないとお金がないときに苦労することになります。
だから、お金が入っても、生活は極力質素にしていたほうがいい。まずこれは一番大事なことです。
お金は発言力。自由を確保し、出来る事を増やし、人々の役に立つために使うもの
その上で、やりたいことがあるときに、お金がないからという理由であきらめるのもどうかということもあります。
工夫すれば、お金がなくても、やりたいことはだいたいできる。それを伝えるために今日はこのブログを書きました。
ただ、その上で、お金を稼ぐ事の大切さもやはり認めます。お金というのは発言力です。お金があれば、人からいろいろ言われずにやりたい事ができますし、使えるリソースも増える。人に迷惑をかけずにすむ。人のお役に立てる。自分が世の中にとって必要な人間なのだと実感できる。
そういう意味ではお金は大事な道具だと思います。ただ、お金がなくてもなりたい自分になる事をあきらめる必要はないと思います。もし、勉強とかで、なりたい自分になりたい、でもなれなくて困っているという方がいたらお電話ください。無料で対応します。
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