▽ まさかの高熱
受験当日のコンディションは最悪でした。
滑り止め受験の前日に人間関係(というか男女関係)で少し不愉快なことがあり、受験したその日に、嘔吐と下痢が止まらず、38.5℃の高熱を出してしまったのです。
とりあえず、点滴を打って横浜に行ったのですが、まったく勉強することもできずに、受験直前の一週間がすぎていきました。
▽ 英語語法
わたしは、問題を解くときに必ず自分なりの方法論をもって臨んでいました。
SFCの英語は難しいことで有名ですが、文中の選択問題では語法と読解しか出ないことでも有名です。文法はほとんど出てきません。
語法の攻略法は極めて簡単で、語源(接頭辞・語幹・接尾辞)に分解して、単語の意味を類推することです。習得方法は後述します。そうでもしなければ、短期間の勉強で、このような問題を攻略することはできません。
▽ 英語読解
読解についても、逆接・否定・対比・不等号・例示のそれぞれにマークをつけながら、読み進めていく方式を取りました。
もちろんすべて精読するのですが、文章のいうのはも左から右に読み進めるごとに、前の文章の印象が消えてしまうものです。どこにどんなことが書いてあったかさえも、よくわからなくなってしまう。思い出せなくなってしまう。読解においては、往々にしてそういうことがあります。
それを防ぐためには、しるしをつけることが大切です。そういう意味で私はディスコマーカーを多用していました。また、段落ごとに日本語で短いメモを取ることで、前の文章の記憶を定着させていきました。
▽ 小論文システム
小論文の勉強法は二つに分かれます。
まずは、基礎の型を叩き込むこと。
これの基礎の型のことを私は、序破急小論文と呼んでいるのですが、
一、序≒要約
逆接・否定・対比・不等号・例示に記号を振り、その記号が多い部分から要約を書き始めます。
二、破≒自説の展開
問題の分解、問題の設定、なぜなぜ分析、利害関係者検討、多方面検討、などを用いて自説を展開します。
三、急≒説得
背理法、前提条件確認、定義確認などを用いて、読み手を説得します。
と、このような方法論を教え子には叩き込んでいます。これは、私が講義した無料動画があるので、欲しい方は、受験相談(yourmanifestojp@gmail.comまで!)していただければ無料でお見せします。
▽ 小論文と英文読解の背景知識
もうひとつは、背景知識の習得です。
これは、リンガメタリカとアカデミックの計六冊を半年で暗誦することで、英語の勉強と両立させつつ習得します。時間がなければ、リンガメタリカ一冊を一ヶ月で暗誦するのでもかまいませんし、文系部分を二週間で暗誦するのでもかまいません。
▽ 方法論の大切さ
最悪の状況でも、どうにか合格を勝ち取れたのは以上のような揺るがぬ方法論があったからです。方法論は受験勉強をする上で、もっとも大切なものです。
ですから、ここからは、勉強法の概論について述べたあとに、各教科攻略の方法論について詳しく話していきたいと思います。
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